2014年01月25日

発見!お宝!古座川町



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【川を中心に、豊かな自然が自慢の古座川町】


和歌山県が、紀南の9市町村などとともに進める南紀熊野ジオパーク構想。その中心となる古座川町。一枚岩(いちまいいわ)、虫喰岩(むしくいいわ)、滝ノ拝(たきのはい)など古座川弧状岩脈(こじょうがんみゃく)がみせるダイナミックな自然がここにある。対して、清流古座川とともに、素朴に暮らすあたたかな人々がいる古座川町。じっくり味わってほしい。

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【清流古座川、中央奥に清暑島(せいしょとう)】

古座川町の良いところは「川」。空気がおいしく、豊かな自然に恵まれているところ―古座川町の武田丈夫(たけだ・じょうぶ)町長は話す。川とともに暮らしてきたと。そして、日本地質百選に和歌山県で唯一選ばれている古座川弧状岩脈が、南紀熊野ジオパーク構想の中心として、注目が集まっているとも。ジオパークはまだまだ聞き慣れないが、大地の魅力、特異性から、歴史や文化、食などを含め、観光資源として活用していこうという壮大なプランで、日本ジオパーク認定、ユネスコの世界ジオパーク認定へと夢は広がる。

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【古座川町の武田丈夫町長】


面積は田辺市に次ぐ広さ、人口は北山村に次いで少ない。町域の大半を山林が占める古座川町は、かつては林業が盛んで、下流域では木材加工でも栄えていた。備長炭の原料としてのウバメガシの栽培も多かったという。最近は、木材産業が低迷、代わって、ユズやシキミ、ナンテンなどの栽培が行われている。中でも、種から育てる実生(みしょう)ユズは、香り高いと評判。加工品も多岐にわたっている。




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【古座川町の夜空(ぼたん荘の部屋から撮影)】


今回は、南紀月の瀬温泉ぼたん荘と古座川街道やどやの会が、和歌山県の南紀熊野ジオパーク活動調査研究事業の一環で、去年(2013年)10月から毎月1回のペースで開催しているジオトレッキング&ウオークの第4回「高池(たかいけ)の虫喰岩と国王山(こくおうざん)を巡る」(約8km)に参加した。午前8時半、ぼたん荘に集合ということから、前泊となった。この冬いちばんの冷え込みの日とあって、外は寒かったが、ぼたん荘は暖かく、窓を開けると多くの星が輝いていた。

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【霜で真っ白な朝の景色(ぼたん荘のまわり)】


朝、ぼたん荘のまわりは、霜で真っ白になっていた。冷え込んだのだ。しかし、天気は最高。

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【ウオーク参加者が、朝、ぼたん荘に続々集合】


集合時間を前に、参加者が続々とやってくる。みな若々しく、装備や服装に慣れが感じられた。これは、足手まといにならないようにしなくては…、そう思った「ラジオで和歌山」チームだった。

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【スタッフの皆さんが点呼中。左から福地大輔(ふくち・だいすけ)さん・平見華子(ひらみ・はなこ)さん・青木圭(あおき・けい)さん<以上、南紀月の瀬温泉ぼたん荘>、神保圭志(じんぼ・けいし)さん・谷幸子(たに・さちこ)さん<以上、古座川街道やどやの会>】


スタッフ紹介、点呼、そして、出発。まずは、ぼたん荘の名の由来にもなっている近くの牡丹岩(ぼたんいわ)へ。

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【牡丹岩の前でガイドの話を聞く参加者たち】


「幅400〜800m、長さは東西22kmの大岩脈=古座川弧状岩脈の一部で、かつて火山だった名残の地形で、熊野カルデラともいう」と知る。牡丹岩の牡丹は、花。岩が浸食されて花のようになっている。

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【牡丹岩と呼ばれる所以の牡丹の花ような岩】


続いては、バスで移動。国の天然記念物、高池の虫喰岩へ。近くでは、道の駅の建設に向け、造成が行われていた。

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【高池の虫喰岩】


岩の全容はかなりの規模。「穴の一つ一つに何か住んでいそう」と西林リポーター。

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【虫喰岩を見つめる西林リポーター】


虫喰岩の上の方にはつららが、そこから落ちる水滴で、草が立ったまま凍っていた。近くの田んぼには霜柱ができていた。すでに陽は高く昇っているのに…。朝の冷え込みの厳しさを物語っている。西林リポーターは、初体験の「霜柱を踏む」をひととき楽しんだ。

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【霜柱を踏んでみる西林リポーター】


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【これが霜柱】


さぁ、いよいよ国王山(標高271.9m)へ向けたウオークの本格スタートだ!

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【国王山目指しウオーク】


まずは、住宅が点在するアスファルトの道を行く。犬が沢山つながれている。私たちの列に盛んに吠える。猟犬だという。狩猟対象は、イノシシが多いが、シカやキジもあるという。山道に入ると、あちらこちらに、蜂蜜を採取するための蜜蜂の巣、ごうらがある。鉱山跡、滝、池、後南朝(ごなんちょう)の遺跡もあるという。

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【コース脇には蜂蜜を取るごうらが点在する】


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【本格的な山道へ、レッツ・トレッキング】


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【沢を渡る西林リポーター】


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【細い滝、鉱物で茶色く】


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【登っていくと…】


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【澄んだ水の池に出た】


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【木立の中をトレッキング】


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【国王山頂付近、見晴らし最高!!】


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【那智山も、古座大橋も、紀伊大島も一望】


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【国王山山頂近くの後南朝の遺跡】


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【昼食は、ぼたん荘オリジナルのお弁当】


放送にあった西林リポーターが、山道ですべって転倒したり、鉱山跡の洞穴に頭をぶつける事件(ケガもなく、大したことはない)は帰りの道中のこと。天候にも恵まれ、新鮮な体験ができた良いウオークだった。

今回のジオトレッキング&ウオークの足跡をGPSロガーのデータから、Google Mapに落としてみた。
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【第4回ジオトレッキング&ウオークをGPSマッピング】


☆次回ジオトレッキング&ウオークのご案内
2月8日(土)
第5回「三尾川(みとがわ)・真砂(まなご)の集落跡を訪ねる」
【集合】午前8時半(ぼたん荘) 【出発】午前9時 【解散】午後3時ごろ
申込み&詳しくは、南紀月の瀬ぼたん荘・電話0735-72-0376まで




古座川弧状岩脈の代表的風景のひとつ。国の天然記念物・一枚岩にも行ってみた。高さ100m、幅500mに渡り、斜面全体が節理のない一枚の岩出形成されている。大きさに圧倒される。道の駅がある。

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【一枚岩と対峙する西林リポーター】


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【一枚岩】


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【一枚岩前の道の駅・鹿鳴館】


古座川の支流の浸食された地形。無数の甌穴群(おうけつぐん)を生じ、その岩の間に落差8mの滝がある渓谷美。多くの鮎や川魚が群れ、秋には多くのボウズハゼが上流を目指して滝を登る姿がみられるという。奇妙な白い岩に降り立った西林リポーターはいたくお気に入りの様子。くぼみの水に氷が張っていた。すでに夕方だったことから、ここは丸一日凍っていると思われた。近くに道の駅があり、道路の改良が進められていた。ここには、道の駅の名にもなっている、滝ノ拝太郎(たきのはい・たろう)の伝説がある。ゆるキャラもあり、結構人気と聞く。

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【滝ノ拝を見下ろす西林リポーター】


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【滝ノ拝のくぼみの水が凍っていた、持ち上げてかじろうとする西林リポーター】


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【滝ノ拝太郎伝説ゆかりの金比羅宮】


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【滝ノ拝近くの道の駅・滝ノ拝太郎】




2011年9月の紀伊半島豪雨で古座川が氾濫、ぼたん荘も1階部分が床上浸水し、一時休業を余儀なくされた。しかし、そんなことは全くわからないほどに、きれいに生まれ変わっていて、嬉しく感じた。

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【南紀月の瀬温泉ぼたん荘】


武田町長との話の中で、原木栽培の冬磨iどんこ)椎茸のタタキが美味しいと聞いた。ぼたん荘でも出していると。今回の取材では、前日夜遅くに宿に入ったため、食事なしプランだった。これは、また行かねば・・・。




古座川町は今年元日から、ホームページで「住民カレンダー」をスタートさせた。住民が毎日日替わりで、日付ボードを持った写真で登場している。ちなみに元日は町長だった。これは、町内の若者らでつくる若者未来協議会が、住民に関心を持ってホームページをみてもらいたいという思いから始めたという。協議会では、希望の日付の予約も含めて、町内の写真集めに奔走しているという。注目したい取り組みだ。

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【住民カレンダーが始まったWEB(古座川町の許可を得て掲載)】


関連リンク



今回のプレゼントは、古座川町の「古座川のユズ入り菓子(かりんとう&ゼリー)と手書きマップ」を3人の方に。番組あて「古座川町のプレゼント」係へ。応募〆切は、2014年1月31日必着。いつもより〆切が早いのでご注意ください。プレゼント応募の際、番組への意見や感想などをお書きいただけるとうれしいです。当選発表は商品の発送を以て代えさせていただきます。

posted by wbs at 19:20| 古座川町