2013年09月28日

発見!お宝!高野町



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【訪れるたびに発見がある奥深さ、高野町】


来年、2014年は「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録されて10周年、再来年、2015年は「高野山開創1200年」を迎える。これらの年を和歌山県ではゴールデン・イヤーと位置づけ、多くの観光客に和歌山を訪れてもらおう、県民あげておもてなしの心で迎えようという気運が高まっている。JRグループと和歌山県などが来年展開する大型観光キャンペーン「和歌山デスティネーションキャンペーン」、その1年前として今月14日から始まった「プレキャンペーン」もそれらを後押しする。和歌山がスポットを浴びる年、舞台の中心のひとつは高野山となる。

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【町の観光大使に任命されたこうやくんの石像】

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【高野町の木瀬武治町長】


高野町では「高野山開創1200年記念大法会」マスコットキャラクターのこうやくんを特別町民とし、町の観光大使に任命した。町では、そのこうやくんのイラストをあしらったポロシャツをつくり、職員みんなが着用し、PRにつとめている。黒と白の2色あり、シンプルながら素敵だ。高野町の木瀬武治(きせ・たけじ)町長ももちろん身につけている。今のところ一般販売はしていないという。

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【色づき始めた蛇腹道(2013年9月27日=放送前日撮影)】


今月16日、高野山は早朝を中心に、台風18号の影響で記録的な豪雨に見舞われた。浸水や土砂崩れなどの被害、また、道路の通行止めやアクセス鉄道の運転見合わせなどが発生した。人的被害はなかった。2日後、高野山を訪れたときには、主要参拝所や観光スポット、また、メインストリートおよび土産物店などは、大雨が降ったことを気づかせないほど、ふだんと変わらない姿になっていた。さすがと思った。

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【霊宝館駐車場でも色づき始めた(2013年9月27日=放送前日撮影)】


そして、台風一過、さわやかな秋空と冷え込みをもたらし、10度を下まわる日があるなど、一気に季節が進み、高野山では、早くも一部で紅葉が始まっていた。これから色づきは広がり、秋は深まって、10月下旬ごろから見ごろを迎える。木瀬町長によれば、かつての高野山は、彼岸や盆の参拝者が多かったが、最近は、観光メインのためか、ゴールデン・ウィークとともに、秋の紅葉シーズンがトップ・シーズンになったという。これからが最も賑わうシーズンというわけだ。そして、夏が暑かった年は紅葉の色づきが良いといわれることから、今年のお山は期待できそうだ。



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【11月2日〜4日、高野山で開かれる六波羅蜜 ©金剛峯寺】


先月末から今月初旬に東京・丸の内で行われた高野山カフェ。7年目ですっかり定着し、年々、人気も上昇と聞く。中でも、お坊さんとのトークが好評だとか。来月初めの連休に、高野山で様々な密教体験ができる催し「六波羅蜜(ろっぱらみつ)」が開かれる。こちらは、去年9月、今年GWに続いて3回目。今回は紅葉の盛りの時期の開催なので、大盛況になるに違いない。そんなわけで、今回の西林味紀リポーターは、六波羅蜜先取り体験として、阿字観(あじかん)&お坊さんとトークを。

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【阿字観道場へは一礼して入室】


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【阿字観の本尊の掛け軸と能化の岩木芳範さん】


阿字観とは、高野山真言宗の瞑想法で、この日は、一般の体験の方と一緒に。金剛峯寺の美しい石庭を前にした場所に集合。金剛峯寺の阿字観能化(のうけ)の岩木芳範(いわき・ほうはん)さんのあとについて、道場に向かい、一礼して入室。能化とは、指導者のこと。

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【静かに座る西林リポーター】


今回は静かな体験。道場に入室後、本尊の掛け軸を前に座る。畳の部屋、座布団に座る。塗香(ずこう)という粉末をもらい、教えられた作法に則って、手に広げ伸ばす。

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【阿字観を前に、塗香の作法を】


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【能化に従い、皆で立ったり座ったり】


蓮華合掌(れんげがっしょう)と法界定印(ほうかいじょういん)という2つの印(いん)を教わり、座る。合掌して、立ったり、座ったり、お辞儀をしたり。体を左右に揺らし、息を整えていく。長く吐き、長く吸う。遠くに吐き、遠くから吸う。そしていつしか、瞑想状態に。

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【法界定印を結び、座り、息を整えていく】


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【瞑想中の西林リポーターら】


金剛峯寺では「ちょっと一息 阿字観体験」として、毎日行われている。所要時間はおよそ1時間。

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【能化の岩木芳範さん】


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【阿字観を終え、体を解す】


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【能化は歩く姿も美しい】


取材のための音声収録や写真撮影などでスタッフが動き回った(もちろん、できるだけ静かに)。参加者の瞑想の邪魔にならなかったかとひやひやもの。そんな、申し訳ない思いがあった私たちに、参加の男性の一人が「男ばかり6人の体験が、女性の参加で七福神になった」と、嬉しいことを言ってくれた。

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【岩木さんと西林リポーター(右)】




人気のお坊さんとのトークや、そういった体験ができる「高野山カフェ」、「六波羅蜜」について、金剛峯寺、宗務総長公室の薮邦彦(やぶ・ほうげん)課長にお話しを聞く。これすなわち、「お坊さんとトーク」体験となり、静かな語り口に引き込まれ、話を聞いているだけで癒されるということを実感する。

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【藪課長と西林味紀リポーター(左)】


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【奥殿と庭風景】


通された部屋が、普段は公開されていないのみならず、勅使(ちょくし)らが使用する金剛峯寺、奥殿(おくでん)。かつて、紀宮(のりのみや)清子(さやこ)内親王(ないしんのう)殿下(現在・黒田清子さん)も泊まられたという。赤じゅうたんに落ち着いた調度品。眼前には枯山水の石庭が広がる。そして、静か。この空気感も多分に影響している。※12月7日〜15日に奥殿の一般公開が行われる。

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【薮邦彦課長】


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【話し込んでしまう西林リポーター(左)】


すっかりお坊さんとのトーク(薮課長のお話)にはまってしまった西林リポーターは、取材が終わったにもかかわらず、自身の人生相談を始めてしまった。ちょっとちょっと!!

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【阿字観道場廊下に座る岩木さん。まるで絵のよう】


奥殿を出ると、その前に体験した阿字観道場前の廊下に、能化の岩木さんが座っていることに気づいた。この風景全体が高野山であり、金剛峯寺と思わせる。絵の中のような美しさだった。

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【金剛峯寺の廊下を行く藪課長と西林リポーター(右)】


ほぼ同世代とわかった薮課長と西林リポーター。すっかり和んで、金剛峯寺を案内してもらいながら廊下を行く。



―寄り道・発見―


取材の際、車を停めた高野山霊宝館駐車場で、珍しい虫、ナナフシに遭遇。

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【霊宝館の前でナナフシに遭遇】


奥の院へも参拝。参道で、クワガタムシに出会う。

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【奥の院参道ではクワガタムシ見っけ】


お参りをすませ、休憩所へ立ち寄る。お茶もお水もおいしい。それが高野山。

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【奥の院近くの休憩所にはお茶のサービス】


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【お茶がおいしい】


宗教催事や観光イベント、それに、美しい四季の移り変わり。行くたびに発見があり、驚かされる出会いがある。開創1200年に向け、それが加速中。目が離せない高野山。そして、また出掛けたくなる。



―各地でイベント―


プレ和歌山デスティネーションキャンペーンが今月14日からスタート。オープニング・イベントは、JR大阪駅・ステーションシティ大阪・時空(とき)の広場で開催された。

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【こうやくん(右端)など、和歌山のゆるキャラやキャンギャルが一堂に】


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【金剛峯寺の僧侶が登場、声明を披露】


声明(しょうみょう)ライブや仏教法具(ほうぐ)の展示、法衣(ほうい)・袈裟(けさ)の展示、写経体験などが行われた。

2年前のこの番組の取材でお話をうかがった金剛峯寺の東山教清(ひがしやま・きょうせい)さんと再会した。

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【密教法具の展示】


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【法衣・袈裟の展示】


9月14日〜16日の3日間のイベント予定が、台風18号の影響で最終日は中止に。

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世界遺産 高野熊野夢舞台 和み わかやま「押尾(おしお)コータロー・アコースティックライブ」が9月15日、台風接近に伴う雨が降り始めた高野山壇上伽藍(だんじょうがらん)で開かれた。悪天候にもかかわらず、大勢の観客が集い、演奏に聴き入った。

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【壇上伽藍がコンサート会場に】


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【雨の中のステージ、ギタリストの押尾コータローさん】


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今年7年目となる「高野山カフェ」が、8月30日〜9月8日、東京・丸の内で開かれ、大盛況のうちに幕を閉じた。

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【東京・丸の内に声明が響く】


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【都会の喧噪の中でも心静かに写経】


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【オリジナル精進料理&精進スイーツ】


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弘法大師が真言密教の道場として高野山を開いてから1200年という大きな節目が2年後に迫っている。その年の4月2日から50日間にわたり行われる「高野山開創1200年記念大法会」。大法会開催までの日数をカウントダウン表示する電光日数ボードが南海なんば駅にある。1200日前の2011年12月19日設置された。ずいぶん日数が減ってきた。放送日のきょうなら、あと551日。

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【南海なんば駅のカウントダウンボード】


☆高野町からのお知らせ
10月26日〜27日に開催予定だった「第8回 世界遺産 高野山 ツーデーマーチ」は、台風18号による被害の影響で中止となった。


関連リンク


今回のプレゼントは、好評につき再登場。高野町の高野山お坊さん監修「五穀ぽんせん」を5人の方に。番組あて「高野町のプレゼント」係へ。応募〆切は、2013年10月20日必着。プレゼント応募の際、番組への意見や感想などをお書きいただけるとうれしいです。当選発表は商品の発送を以て代えさせていただきます。

posted by wbs at 18:10| 高野町