2013年05月25日

発見!お宝!紀の川市



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【バナナとパイナップル以外は何でもとれる紀の川市】


2005年11月7日に、旧打田町、旧粉河町、旧那賀町、旧桃山町、旧貴志川町の5町が合併して誕生した紀の川市。その名の通り、市の中央を東西に紀の川が流れる。バナナとパイナップル以外は、何でもとれる果樹王国。中でも、桃は、旧桃山町を中心に栽培され、全国屈指の生産量を誇る。量だけではなく、品質も高く、甘くてジューシー。3月下旬〜4月上旬は地域一帯が桃色に染まる。桃の花の季節で、その眺めは桃源郷そのもの。香りもよく、環境省の「かおり風景100選」のひとつとなっている。その桃が、まもなく出荷シーズンを迎える。

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【一目十万本といわれる桃の花満開(今年3月下旬)】
農産物直販所のトップランナーめっけもん広場や、ついに社長代理にまで出世した三毛猫のたま駅長がいる貴志駅も紀の川市だ。スカイスポーツも盛んで、パラグライダーやハンググライダーの基地がある。世界で初めて全身麻酔を用いた乳癌手術を成功させた華岡青洲(はなおか・せいしゅう)の出身地でもある。見どころ味わいどころの多い紀の川市をアクティブに紹介する。

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【紀の川市の中村愼司市長】


旧貴志川町長から、紀の川市長に就任し2期目の中村慎司(なかむら・しんじ)市長。悠然として弁舌がなめらかなダンディさが感じられる。農産物などのトップセールスにも積極的で、桃に関しては、新関西国際空港を拠点とするLCCピーチ航空(Peach Aviation)へも、設立直後に訪れたという。

紀の川市の桃は甘くて瑞々しく、6月20日ごろからの出荷ということもあって、お中元の好適品となっている。それはそれとして、地元ならではの情報を伝授。本当においしい桃というのは木で完熟したものだという。だが、そうすると日持ちがしないから、そんな桃は大手市場に出回らない。そこで皆さん、今シーズンは、紀の川市を訪れて、直販所でなければ手に入らない、安くておいしい桃を求めて欲しい。これが上手な買い方。

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【紀の川市役所新庁舎】


旧打田町役場の跡地にそびえるガラス張りの紀の川市新庁舎。紀の川市は、誕生時に先に市庁舎建設に着手するのではなく、合併前の那賀郡旧5町の役場にそれぞれ機能を持たせた分散型の行政運営をし、住民サービスやインフラ整備に力を注いできた。だが、分散による余剰コストが案外大きいことから、それをカットするため、新庁舎を建設、今年1月4日から業務を始めている。周辺整備が完了する今年8月に竣工式を行うという。

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【7階ラウンジからの眺め】


新しい庁舎は、総ガラス張りの免震構造7階建て。バリアフリーに配慮し、ユニバーサルデザインを施した、エコな建物となっている。最上階の7階には市民も使用できるラウンジがあり、眺めも素晴らしい。また、壁には、紀の川市在住の日本画家・満田彗峰(みつだ・せいほう)氏から寄贈された龍門山縁起絵巻(りゅうもんざん・えんぎえまき)を銅版に複製したものが展示されている。

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【7階ラウンジの絵巻】




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【紀の川市上空を飛行するパラグライダー】


紀の川市内、特に、旧打田町の紀の川沿いでは、上空を気持ちよさそうに飛行する色とりどりのパラグライダーをよく見かける。紀の川市は、パラグライダーをはじめとするスカイスポーツも盛んな地域だ。今回は、これを体験する。

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【ユーピーパラグライダースクール】


紀の川市竹房(たけふさ)の国道424号竹房橋北詰から、堤防道路を少し上流方向に行くと、ユーピーパラグライダースクールがある。ここは、パラグライダーを一人で操作して飛ぶための講座が主体のスクールだが、その楽しさを広めようと体験フライトも行っている。

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【スクールの室内で村井校長と西林リポーター(右)】


体験は2種類ある。パラグライダーを一人で操作して、陸上で少し浮かぶまでを体験するものと、インストラクターと一緒に飛ぶタンデム体験だ。番組ではすぐ飛べる方を選択。

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【テイクオフポイントに立つ、西林リポーター(左)と村井校長】


ゴールデンウィークが明けたばかりの5月7日に体験取材を計画していた。この日、天気は晴れたが風が強く、フライトは無理という判断が下された。ただ、折角だからと、スクールに村井啓太(むらい・けいた)校長を訪ね、話をうかがったり、室内でハーネスに座らせてもらうとともに、テイクオフ・ポイントとなる標高300メートルの寺山スカイスポーツ基地を下見した。

高いところが苦手、でも飛びたいという西林リポーターは、眺めに感動しつつも、少し腰が引けていた。2人が見ている景色をパノラマで撮影した。

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【寺山スカイスポーツ基地からの眺め(クリックでパノラマ)】


仕切り直しは5月13日。絶好のフライト日和。この日は、パラグライダーをする人たち(パラグライダー・ライダーみたいな?)も多く、タンデム体験をする女性も2人いた。「空を独り占めしてきま〜す」と彼女たちは相次いで飛び立っていった。

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【先にタンデム体験する女性2組が準備中、近づく西林(右)】


いよいよその時が近づいてきた。ハーネスを装着した西林。ハーネスというのは、飛行中にイス代わりとなるもの。背中に背負っているリュックのようなものがそう。

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【ハーネスを装着した西林リポーター(右)】


パラグライダーの翼(キャノピー)を地面に広げるのもフライト前の準備の工程。村井校長から、フライトにあたっての注意やパラグライダーの簡単な説明を受ける。なお、校長といっても若くてカッコイイのだ。

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【村井校長から説明を受ける西林(左)】


翼は、2重構造になっていて、空気を貯めて浮力を得るのだそう。

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【翼(キャノピー)】


ヘルメットをかぶり、手袋をして、タンデム・パートナーと連結して準備完了。いよいよフライト、いい風を待つ。実はこの日、天気は申し分なかったが、横風だった。パラグライダーは、飛び立つ時、弱い向かい風がベスト。飛んでしまえば風向きは問題なくなる。時折り吹く、向かい風を待ち、そのタイミングを逃さずに飛ぶことになった。

そうこうしているうちに、風向きが変わり、向かい風に。「行っちゃいましょうか」という村井校長の声で、翼に風を含ませると、あっという間に西林リポーターは飛び出していった。もちろん、臨場感のあるリポートに定評のある彼女ですから、ワーワー・キャーキャー言いながら…。「西林行きま〜す」って、ガンダムか!

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【鳥になった西林チーム】


風を感じる。香りを感じる。上昇気流を感じる。鳥のような気分、快感、感動、楽しい〜。

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【西林チーム紀ノ川上空へ】


タンデム体験フライトでは、パラグライダーの操作はすべて、インストラクターが行ってくれるので、体験者は両手が使える状態となる。写真などは取り放題だが、機材を落下させないように注意が必要。体験は1回きり。時間は、5分〜15分(風などの条件により異なる)と短い。また、フライト中の表情は、タンデム・パートナーとなるインストラクターが撮影してくれるから、色々しようと思わずに、パラグライダー・フライトを楽しむのがいいかも。

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【フライト中の翼(キャノピー)】


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【フライト中の眼下の景色、道路】


地上よりも少しだけ上空から、真下の地上を見るという機会はまずないので、この景色は快感。

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【西林チーム降下中】


離陸した西林リポーターは高らかに歌った。「歌った人は初めて」と村井校長。着陸した西林リポーターは地上スタッフに、「飛び立つ時の声が聞こえた」と告げられる。先に飛んだ体験の女性2人にも。「下から上には、たまに声が聞こえることがあるが、上からの声が下に聞こえたのは初めて」と村井校長ふたたび。

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【西林チーム、ランディング(着陸)】


ちなみに、離陸地点と着陸地点は、紀の川を挟んで、高低差は約300m、直線距離は約1km。加えて、この日は川の流れに沿った横風が吹いていた。この条件を越えて聞こえたのは確かにスゴイ。単に、声が大きすぎるだけという話もある。

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【着陸地(河原)とテイクオフ・ポイント(矢印)】


ハプニングひとつ。村井校長の持っていたデジカメがうまく動作せず、西林リポーターのフライト中の勇姿は捉えられていない。残念!

ただし、番組では、「ラジオだけれど飛ぶ」に加えて、「ディレクターも飛ぶ」を敢行していた。おかげで、フライトの中の写真は確保された(ほっ)。

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【フライトの様子・上から(ディレクター・バージョン)】


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【フライトの様子・横から(ディレクター・バージョン)】


フライト中は、全身で風を受け、風を感じ、風に乗っているのでとても気持ちが良く、景色の動きのゆっくりさとは逆に、風圧の影響で疾走感が抜群。チョー気持ちイイ。そして、受ける風によって、身体の熱が奪われるため、この時期なら飛行中は快適。だが、着陸した途端に風がなくなるので汗が噴き出す。そして、泳いだあとのような心地よい疲労感がやってくる。その時、パラグライダーはスポーツだったんだと気づかされた。でも、また飛びたい。

ユーピーパラグライダースクールでは、国際大会にエントリーする選手を輩出しているほか、2年後の「紀の国わかやま国体」ではデモンストレーション・フライトを行う。

体験やスクール、料金など詳しくは、ユーピーパラグライダースクール、電話 0736-77-7088 へ。




今月の寄り道


パラグライダーのテイクオフ・ポイントの寺山スカイスポーツ基地の近く、別の峰にはなるが最初ヶ峰という桜の名所がある。この時期は桜ではなく、緑とつつじのコントラストが鮮やか。展望所もあり、寺山とはまた少し違った景色が眼下に広がる。

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【つつじ咲く階段を上る西林リポーター】


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【最初ヶ峰】


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【最初ヶ峰からの眺望】





医聖・華岡青洲を顕彰する施設、青洲の里(紀の川市西野山)の「健康おもてなしバイキング」が人気というので、行ってきた。青洲の里は紀の川市が進める食育の取り組みの拠点施設であるとともに、かつて青洲の住居だった春林軒(しゅんりんけん)を復元し、その偉業を紹介するコーナーもある。

バイキングは、青洲の里にあるフラワーヒルミュージアム内のレストランで提供されている。紀の川市産の野菜や果物を使った料理が品数多く味わえる。90分間。身体にやさしくておいしい。これは人気もうなづける。オススメ。

紫陽花の名所としても知られる青洲の里。もちろんまだ早く、花はなかったが、緑色の蕾が出始めていた。満開に咲き誇っていたのは、赤の牡丹。

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【青洲の里・フラワーヒルミュージアム】


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【ランチバイキングの料理(一部)】


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【赤色の牡丹が満開】






今月のプレゼントは、紀の川市の桃を2人の方に。番組あて「紀の川市のプレゼント」係へ。応募〆切は、2013年6月20日必着。プレゼント応募の際、番組への意見や感想などをお書きいただけるとうれしい。当選発表は商品の発送を以て代えさせていただきます。

posted by wbs at 18:21| 紀の川市