2012年03月31日

発見!お宝!広川町



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東日本大震災では、大津波により、東北地方の太平洋側を中心に未曾有の被害が出ました。あれから、1年。津波から逃げ切ったことで知られる伝説の地であり、津波防災の先進地でもある広川町を訪ねました。
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【広川町の白倉充町長】


白倉充(しらくら・みつる)町長は、就任以来、防災に力を注いできたと話します。広川町といえば、濱口梧陵(はまぐち・ごりょう)、そして、稲むらの火の伝説は既知のこととして、この町には「平成の稲むらの火」ともいうべき設備があるそうです。震度5以上の揺れを感知すると、自動的に津波の襲来に備え、避難を呼びかける装置です。もちろん、近い将来に発生が予想される南海地震・東南海地震を想定したものです。

そんな中、去年7月5日午後7時18分に直下地震が起きます。広川町と日高川町では震度5強を観測、和歌山市でも震度3でした。気象庁は直ちに「津波の心配なし」を発表、ラジオやテレビはそれを伝えます。しかし、装置は避難を呼びかけます。町民の中には避難した方も多かったそうです。意識の高さの表れだと思います。

児童への教育の成果もあります。大人が被害を甘くみて、避難行動をしなくても、子どもたちが親を引っ張って避難するというのです。

そして、行政は、いざというときに避難した場所で、しばらくのあいだ留まることができるような施設の整備、ハザードマップのバージョンアップ版を制作中なんだそうです。

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【広川町教育委員会の平井正展さんと(男山焼会館にて)】


広川町には、「南紀男山焼(なんきおとこやまやき)」という陶磁器産地がありました。崎山利兵衛(さきやま・りへえ)が、土と燃料になる木材、港も近いという立地条件から、江戸末期にこの場所に窯場を築き、紀州藩の御用窯として発展、紀州一の焼き物産地となりました。ただ、明治へと移る、時代のうねりの中、わずか50年で閉窯(へいよう)してしまいます。残念なことですが、それゆえ、幻の名窯(めいよう)などと呼ばれています。

入場無料の資料館「男山焼会館」(電話:0737-64-0881/休館日:月曜・火曜)を訪ね、広川町教育委員会・主任の平井正展(ひらい・まさのぶ)さんに案内していただきました。隣には「男山焼体験館」もあり、焼き物体験もできるようになっています。体験については、会館にお問い合わせください。


今月のプレゼントは、広川町特産、海水100%の天然塩「稲むらの塩」を5人に。締め切りは、4月27日(金)必着です。どんどんお寄せください。



ナビゲーターの賀川さおりさんは、今回が最終回です。2009年10月から今月まで30か月で30市町村を巡りました。感想はひとこと「楽しかった」そうです。そして、ラジオを聞いてくださった皆さんに「感謝」です。

「ラジオで和歌山」は来月以降も続きます。3巡目のスタートです。新しいナビゲーター&企画でスタートしますのでご期待ください。
posted by wbs at 16:47| 広川町