2007年05月26日

発見!お宝!紀美野町

第2回は、紀美野町です。行ってきました!
<↓↓番組をお聞きいただけます↓↓>

http://wbs.websozai.jp/waka/rw070526.mp3

わらぞうり作りの先生・西浦米子さん(左)と
『民宿ひらい』の平井二嗣さん(右)


s-西浦さん(左)と平井さん(右).jpg

 平井さんが大阪から移り住み、民宿を始められたのは9年前。ここでは、さまざまな田舎体験にチャレンジできます。今回私は、わらぞうり作りに挑戦しました。また、地元の食材を生かした料理(平井さんいわく「あるもの料理」とも)を堪能できる宿としても知られています。

 これから夏にかけての田舎体験プログラムのうち、ダントツ人気は「沢歩き」。谷沢を歩き、滝水を沸かしてコーヒーを飲む。おいしいだろうなあ。5月の末ごろからは、ホタルが飛び交います。また庭先にござを敷いて寝転べば、満天の星。1時間に10個くらいの流れ星が見られるそうです。願いごとが追いつかないかも☆

 民宿ひらいの近くにお住まいの西浦さんは、田舎暮らしの達人。わらぞうりだけでなく、しめ縄やこんにゃく作り、無農薬茶摘みと製茶などを教えてくださいます。作業への取り組み方や、できばえに、その人の人柄が出るとのこと。こわいですねー。とはいえ「田舎体験に来る人は、気のいい人ばかり。日本人の心をもってる」とのことですよ。大正生まれとは思えないスベスベのお肌、すーっと伸びた背筋。慣れないわらぞうり作りに苦闘する私を励まし、手取り足取り教えてくださるときの優しさ。生き方の達人でもあります。見習いたい。で、完成!したわらぞうり
s-完成したわらぞうり.jpg

(実は、私が手がけたのは片方だけ。時間切れ…)

 「あなた、農家出身?」と西浦先生に言っていただくほど、わらぞうりを作る私の筋は良かった(自慢)ようなのですが、手順が複雑で難しい。「これ考えたの、誰なんでしょうね」とよく質問を受けるそうですが、ホント誰なんでしょうねえ。先人の知恵は、奥深い。

ところで、「わらぞうり」と「わらじ」は別物って知ってました?「わらじはヤクザ者か旅人が履くもの」と西浦さん。材料は同じわらでも、形状に違いがあって、わらじの方がわら緒を足に結びつけるので、よりフィットするような履き物なのです。

 わらぞうりの履き心地は、さらっとしていて、適度にクッション性があって、気持ちいい。意外と、ちくちくしたりはしません。この夏は、わらぞうり生活になりそう。

縁側つきの客室(6畳+8畳)

s-民宿ひらいの客室.jpg

 民宿の建物は、築60年のかもい造りの元農家。いまでは建てる技術をもつ人はいないとのこと。障子以外は、ほとんど手を加えずそのまま使っているそう。積み重ねられてきた時間を感じさせる重厚感。民宿ひらいでは、一晩一組の宿泊客に限定。気の置けない仲間と、ほっとくつろぐのに申し分のない空間。夏も、涼しいそうですよ。

 夜は木の香りが芳しい高野槙のお風呂にゆったりと浸かり、朝はかまどで炊いた茶粥をいただく。贅沢な時間を満喫できそう。

いろりの間
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 地元で獲れた川魚を串刺しにして、いろり端に並べて焼いたりするそうです。いいなあ、味わってみたい!みんなでいろりを囲む風情がまた、いいですよね。話もはずみそう。

 『民宿ひらい』には、田舎への移住を考えている方が宿泊に訪れて、先輩定住者である平井さんに相談するということも多いそうです。都会を離れた暮らしに実際に触れてみて、経験者とじっくり話すこともできる。田舎暮らし志願者にとって、頼もしい宿でもありますね。

新定住者が続々の紀美野町・寺本光嘉町長

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 「安全で安心して住めるまちづくりや、子育て環境の整備などにとくに力を入れている」という寺本町長。今年度からは、小学校6年生以下の子どもの医療費を無料に、また学童保育を町の直轄にして、町内2か所で行なうようになりました。子持ちの田舎暮らし希望者にとって、子育てが安心してできる環境は、外せないポイントですよね。

 紀美野町は、昨年から田舎暮らしのモデル町として、県の指定を受けています。県下の5つのモデル町への昨年度の定住者の半数以上が、紀美野町でした。平井さんをはじめ、多くの先輩定住者が生き生きと地元に根付いて暮らし、後から来る定住者への協力を惜しまない。また、地元の方たちが、新たな定住者にさりげなく力添えする。そして、町民の方々が、ボランティアやサークル活動、町民大学への参加など、向上心をもって意欲的に生活を楽しんでいる。そんな町民気質と、豊かな自然にひきつけられて、都会から移り住みたいと希望する人が後を絶たないようです。

 町では産業課が窓口となり、町民で構成されている「定住を支援する会」(会長は、民宿ひらいの平井さん)などとともに、新定住希望者へのサポートをきめ細かく行なっています。

 寺本町長も、実は和歌山市からのIターン者。団塊の世代の田舎暮らし需要が注目を集めていますが、同世代である町長ご自身からの紀美野町定住のPRとして「ゴルフや釣りなど趣味も自然も存分に楽しめて、のんびり過ごせますよ」とのことでした。

 和歌山市からも近く、美しい夜空の星を直径105cmの望遠鏡で見られるみさと天文台や秋のすすきが有名な生石高原、美里温泉やだるま温泉、たまゆらの里など、見どころ遊びどころ癒されどころいっぱいの紀美野町。のかみふれあい公園では、広大な敷地に県内唯一の36ホールを備えるパークゴルフ場や、子どもの年齢に応じた遊びができる遊具ゾーン、隣接する県動物愛護センターで子犬たちとふれあったりもできます。この公園内の販売所で買ったフキや、干シイタケのおいしいこと!みなさんにも、ぜひ味わってほしいなあ。私もまた、何度も足を運ぶことになりそうです。
posted by wbs at 12:55| 紀美野町