2009年04月25日

発見!お宝!北山村

筏、じゃばら、飛び地――“オンリーワン”の魅力を全国に発信する北山村へ。

筏師は剪定も
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川下りレジャーは数あれど、筏に乗れるのは、北山村だけ。なんたって北山は、600年の歴史をもつ筏師の村。木材を筏に組んで激流を勇壮果敢に下り、河口の新宮まで運ぶ技術の高さで知られたのです。その筏師魂(いかだま?)を受け継ぐのが、県外出身者も多いという観光筏師の方たち。兵庫出身の広川幸一さんは、「会社員より筏師の仕事が性に合う。村はいい人ばかりだし、楽しいですよ。」とじゃばらの剪定作業をしながら、日に焼けた顔でニッコリ。観光筏師さんは、村特産のじゃばら園の管理と村有林の手入れも兼業しています。観光筏下りは、5月3日から9月末まで。“へんなみかん”の効用
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「じゃばら」は、ゆずやライムに似た柑橘類。その栽培は、村外不出。村では昔から、酢の代わりに使われてきました。たとえばサンマ寿司。サンマが硬くしまらず、まろやかな酸味で「おいしいですよー!」と役場職員の杉浦有紀さん。このじゃばら、食べ物をおいしくするだけじゃない。花粉症の症状をやわらげる効果がある、と昨年、岐阜大学医学部が研究発表。ネットでの注文が殺到して、じゃばら関連商品が一時出荷停止になる人気に。

おいしい(写真上)きれい(同上・下)
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じゃばらはもちろん、山菜や川魚、猪肉など地元の食材をふんだんに使った料理をいただけるのが、道の駅のあるおくとろ公園内の「かからの店」。野菜は、スタッフの久保岡徳美さん(写真下・右)や槇村睦子さん(同左)らが、無農薬で栽培。盛り付けもかわいらしく、桜の小枝があしらわれていたりして、季節感いっぱい。繊細な味わいは、あのグルメ漫画「美味しんぼ」に取りあげられているほど。残念ながら、観光筏下りの期間中は休業。その代わり、同じ場所で久保岡さんが営む喫茶やまなみで、「自慢のカレーとめはり寿司を、ぜひ味わって」。

奥田貢村長
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国内唯一の飛び地の村、人口500人余りの小さな村は、IT環境の先進地でもあります。数年前に全戸に光ケーブルを敷設し、2011年の地デジ化への対応は完了。「多チャンネルを楽しんだり、高速インターネットを利用している人も多いですよ」と奥田貢村長。一昨年には、他の自治体に先駆けて、ブログポータルサイト「村ブロ」を開設。地域の活性化に積極的にITを活用している先進例として、日経MJ賞を受賞しています。

夏はもちろん「筏下り」が村の大看板ですが、秋から春にかけては、かからの店でのじゃばら料理とじゃばら商品のお買い物&おくとろ温泉でのんびり過ごす「花粉症克服ツアーin北山村」なんて企画、どうでしょう?ネットで募集したら、たちまち予約でいっぱいになりそう、ですよね。

posted by wbs at 09:53| 北山村