2008年02月23日

発見!お宝!湯浅町

さて、醤油発祥の地・湯浅町にはどんなお宝が・・・?
<↓↓番組をお聞きいただけます↓↓>

http://wbs.websozai.jp/waka/rw080223.mp3

ここから積み出し
yuasadaisenbori
鎌倉時代に由良・興国寺の法燈国師が中国から製法を持ち帰った径山寺味噌の上澄み液が、醤油の原型。醤油づくりに適した軟水が豊富な湯浅で、醤油産業は盛んに。江戸時代には紀州藩の手厚い保護を受け、醸造元は100軒近くにも!写真の大仙堀は、醤油の積み下ろしで賑わったそう。現在では、全国で最初のカレー専用醤油や醤油アイスクリームなども、町内の企業が販売しています。伝統的な醤油のみならず、湯浅発の新醤油商品にも要注目ですね。
こまめにアクとり
yuasaakutori
老舗の角長では、江戸時代からの製法を守り、赤松の薪を燃やして和釜に入れた生揚げ(もろみのしぼり汁)を約6時間煮て醤油をつくっています。この火入れ作業の間じゅう、丁寧にアクとり。醤油の海外への輸出が可能になったのも、加熱による滅菌で保存性が高められたから。船で何か月もかけ、赤道を越えて欧州などへ運ぶには、腐敗しない工夫が不可欠だったのですね。美食家のフランス王・ルイ14世は、ソースの隠し味に愛用していたそうですよ。

伏木建町長
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「醤油のふるさとであるとともに、武士道精神のふるさとでもあることを町民の誇りに」と語る伏木町長。というのも、鎌倉時代の武家の法律「貞永式目(御成敗式目)」は、当地の豪族・湯浅氏に連なる明恵上人が唱えた「あるべきようわ」という教えが基本になっているから。立場にふさわしい言動を自問し続けることの重要さを説くその教えは、現代の私たちも学ぶべき姿勢のような気がしますね。

ギャラリーで休憩を
yuasagyarari
醸造関係の町家や蔵などが集まるまち並みは、一昨年、重要伝統的建造物群保存地区に県内で初めて国から選定されました。その意義は、「観光面ばかりでなく、地域の方々がより住みやすくなるような環境整備が、国からの補助などによってやりやすくなるということも大きい」と町長。歴史的な建物が、暮らしの場として活用されているというのも、湯浅のかけがえのないお宝ですね。

こんな散策路が身近にあったら、毎日の散歩が楽しいだろうなあ、と心底うらやましくなる湯浅の落ち着いたまち並み。今回は早足で一部を巡っただけでしたが、今度訪れるときには、ゆっくりと歴史が醸す情緒を堪能したいと思います。
posted by wbs at 21:10| 湯浅町