2014年06月28日

発見!お宝!北山村



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【観光筏下りとじゃばらの北山村】


また、北山村が近くなっていた。そして、引き続き大がかりな工事が行われている。廃藩置県で、奈良や三重よりも木材でのつながりで、新宮市とのつながりを重要視し、和歌山県を選択、全国唯一の飛び地の村となって125年。だが、僻地の村へのアクセス改善は急ピッチで進む。国道169号(北山川右岸道路)改良工事は、来年(2015年)秋に開催の紀の国わかやま国体までの完成を目指しているといい、2016年の観光シーズンには、観光客の増加が見込まれ、北山村は、新たな時代を迎えようとしている。

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【村の重要無形文化財、観光筏下りおよび筏師】


北山村に観光シーズン・インを告げる5月3日の観光筏下りのスタート。山から切り出した木材を河口まで運ぶ手段だった筏流しを、観光イベントとして復活させて、早35年が経つ。北山村は今年、筏流しの技術を重要無形文化財に指定した。今後、県指定、国指定とランクを上げていきたいと北山村の奥田貢(おくだ・みつぐ)村長はいう。すでにそういった指定はあるものと思っていた。村長に話すと、村にとって、筏流しはあって当然のもので、文化財に指定するなどということをこれまで考えなかったのだろうと。大切なのは、伝承と継続として、後継者育成にも力を入れている。今回はこれを体験する。

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【北山村の奥田貢村長】


村民にとっては、命の道。災害に強い道を早急に完成させなくてはいけないと奥田村長はいう。2011年の紀伊半島豪雨では、人的被害こそなかったものの、北山川の水位が信じられないほどに高くなり、周辺道路が寸断、北山村は孤立した。道路整備によって、助かる命があるなら作らないと、と。そして、その道路ができれば、観光客の増加も見込めるはずだと。できるなら国体まで、遅くとも2015年度中には完成するといい、期待は大きい。

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【紀伊半島大水害時の水位標示柱】



山の緑、透き通った清流の北山川、それらが陽光を受けてまぶしく輝く季節。私たちが訪れた5月中旬、北山村では、村原産の香酸果実、じゃばらの白い花が咲いていた。同じ柑橘類のためか、みかんと似ているが香りは強くなく、ほのかでさわやか。

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【じゃばらの花】




北山村の観光拠点はおくとろ公園。道の駅「おくとろ」としても知られ、観光筏流しの受付なども行う観光センターのほか、レストラン、宿泊施設、温泉施設、土産物販売所、バス停などがあり、去年(213年)、コンビにもオープンした。「日本唯一、北山村筏下り」と書かれた青い幟が数多くはためいている。

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【日本唯一、筏下りの幟】


今回は、他に類を見ない、雄大な自然を満喫できるアトラクション、北山村の観光筏下りを体験した。

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【観光筏下りの筏乗り場オトノリ】


観光センターで受付をすませ、バスで筏乗り場に向かう。
ちなみに、この日、筏師以外で竹で編んだ笠をかぶっているのは西林リポーターだけ。

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【筏に乗り込む】


岩場を下っていくと筏と筏師が待っていた。
筏には、中央に手すりと、その中央に腰を下ろす所がある。


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【筏では筏師が待つ】


ロープが外されると、筏がゆっくりと静かに岸を離れ、ゆるやかに川の流れに乗る。

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【最初の急流へ】


そして程なく、最初の急流がやってくる。

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【いざ】


流れの緩急が交互にやってくる。急流は10か所。緩流では座ることもできる。

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【先頭に西林味紀リポーター】


キャーキャー言いながら、最初の急流を抜ける。

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【あっという間に通り抜ける筏】


乗っていても、見ていても、自然の雄大さを感じられる景色がそこにある。

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【雄大な自然の中を行く筏】


一般の舟下り、川下りをイメージして乗ると全く違うことに気づく。通常3人、今回は4人の筏師が、とにかく忙しく動き回っている。

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【筏師の技に見とれる】


話を聞こうと筏師をみていた西林リポーターだったが、その技の素晴らしさに見入ってしまう。

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【スリル満点、水きれい】


そして、周囲の景色の美しさ、ダイナミックさに、言葉が少ない。

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【緩やかな流れでは振り向いて笑顔を見せる余裕の西林】


近くにいた筏師の清水剛(しみず・ごう)さん、先頭に立つ主船頭の山本正幸(やまもと・まさゆき)さんにも、ぽつりぽつりと話しかけていく。

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【筏師の清水剛さん(中央)に話しかけてみる西林】


筏は、床(とこ)と数え、1床の長さは4〜5メートル、7連で1基。後ろに行くほど、丸太も太く長い。全長30メートル。水の流れよりも風の扱いが難しく、この日もやや強い風の中での運行となっていることなどを聞きだした。

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【筏を待っていたらカヌーが来た】


一方、観光筏下りの写真を撮るスポットは、そう多くない。一番の撮影スポットであり、筏とともに撮しこむポイントにもなっていた吊り橋が、2011年の豪雨水害で流出したという。残念だ。

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【そして、筏も来た】


今回一緒に筏に乗ったメンバーは、新宮組、大阪組のほか、埼玉からという人もいた。そしてなにより、シンガポールから、北山村の観光筏下りに乗るために1人で来日した若い女性がいたのが驚きだった。西林リポーターは、得意の英語で話しかけ、彼女と友だちになり、後日、和歌山市で再会したというおまけつき。その際、和歌山市を観光して回ったのはいうまでもないが、ガイド西林に疲れなかっただろうか・・・。

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【急流と緩流が交互に】


1時間あまりで、終点の小松に到着。オトノリの乗り場からバスが先回りしてくれている。

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【終点・小松】


バスチームと別れ、終点で、筏師の山本正幸さんにあらためて話を聞く。

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【筏師で主船頭の山本正幸さんに話を聞く西林】


筏師は現在14人。今年入った新人もいるという。「ぜひ、体験しに来て」というメッセージを預かった。




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【筏近くから見上げると何やらワイヤーが】


材木を下流に流していた筏は、流すことが目的なので、それで完了だが、観光筏は、上流に運ぶ必要がある。ここから、筏劇場第2幕。

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【乗客を降ろした筏は岸に寄せる】


少し距離を置いて、後ろをついてきていた、見習い筏とともに、岸に寄せる。

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【筏は1床ずつに分けられ、引き上げられる】


床ごとに分けられ、引き上げられる。

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【引き上げられてきた筏】


目の前に来ると大きい。これがウワサの「空飛ぶ筏」。

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【筏を降ろす筏師】


ワイヤーを外し、積み上げ、トラックに積む。

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【積み上げられる筏】


荷台に乗った筏を見ると、床によってサイズが違うことがよく分かる。そして、スタート地点へと運ばれる。

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【トラックに積まれた筏】





北山村観光筏下りの終点の地、小松は、和歌山・奈良・三重の3県の県境がクロスする3県境と呼ばれる場所。せっかくだから記念撮影を。

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【三県境】




北山村の観光拠点おくとろ公園のおさらい。

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【道の駅おくとろ】


駐車場が広い。

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【北山村観光センター】


北山村観光センターは、観光案内所でもあり、観光筏下りの受付、集合場所でもある。

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【北山村観光センター】


センターの隣には更衣室がある。濡れても良い服装や水着に着替える。

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【更衣室】


今回の体験で分かったことは、先頭に乗ると全身ずぶ濡れになる。2番目以降は、足は濡れるが、上半身はしぶきがかかる程度。

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【観光センター内、観光筏下りの受付窓口】


色んなことを聞きまくる西林リポーター。後ろ姿の女性2人は、西林リポーター(左)とディレクター(K)。竹で編んだ笠も、ここで買える。

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【筏師の道具展示】


観光センターの中には、筏師の道具、筏の説明、写真パネル展示などがあり、筏について、いろいろ知ることができる。

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【じゃばらの花のさわやかな香りに浸る西林】


おくとろ公園の敷地内にも、じゃばらが植えられていて、白い花が咲いていた。

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【筏師のモニュメントに並ぶ西林】


そこにモニュメントがあれば、行って並んでみる西林リポーター。観光センター前にバス停もあり、筏乗り場へのバスもここから発車。

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【道の駅内にバス停】


北山村の観光筏下りは、5月〜9月。運航日、時間、料金、その他、ホームページに詳しく掲載されている。事前予約が必要で、予約状況確認も申し込みもインターネットでできる。電話は0735-49-2324へ。

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【道の駅内のレストランで昼食休憩中の西林(左奥)】


レストランで昼食、温泉にも入り、北山村満喫の1日となった。


番外編

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【七色ダム】


おくとろ公園から、村役場を越え、国道169号を北進すると、七色ダムがある。狭いトンネルを抜けると、ダムの上に出てビックリ。この道路を渡りきると三重県との県境となる。

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【七色ダムの放流】


ダムから少し戻ったところに、歓迎・北山村と書かれた案内板があった。

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【北山村訪問記念撮影の西林】





この案内板があるところは河川公園につながる道があり、取材の翌日にカヌー競技のリハーサル国体会場となっていた。会場準備スタッフとして泊まり込んでいるというので、先乗りしたディレクター(H)が、新宮支局の引本孝之さんを訪ねた。よく日焼けしている。

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【リハーサル国体会場で新宮支局の引本さん】




関連リンク





今回のプレゼントは、北山村の観光筏下りにあると素敵な「竹で編んだ笠」2人の方に。

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【スタジオでウインズ平阪さんにかぶってもらった。似合いすぎ!!】


番組あて「北山村のプレゼント」係へ。応募〆切は、2014年7月20日必着。プレゼント応募の際、番組への意見や感想などをお書きいただけるとうれしいです。当選発表は商品の発送を以て代えさせていただきます。


posted by wbs at 18:59| 北山村